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ストレスマネジメントとは?

2023-11-02












発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
NPO boisoonでは、障がいを持つ方々が自らの能力を最大限に活かし自立した質の高い生活を送ることができるように支援しております。

『ストレスマネジメントとは』
ストレスマネジメントとは、ストレスに対処し、上手に付き合っていくための方法や考え方のことです。自分に合うストレス対処法を知ることは、安定して長く働き続けるうえでも役立ちます。ストレスマネジメントを行ううえで大事なことは、第一に「自分で自分のストレスに気づくこと」、そのうえで「ストレスの具体的な対処法を知り、実践すること」です。

ストレスの原因となる様々な刺激を「ストレッサー」、ストレッサーの刺激により起きる反応を「ストレス反応」といいます。
「ストレッサーの種類」
1.心理・社会的ストレッサー(人間関係、多忙さ、仕事のプレッシャーなど)
2.身体的ストレッサー(睡眠不足、体調不良など)
3.物理的ストレッサー(気温、照明や騒音など)
4.科学的ストレッサー(有害物質、大気汚染など)
5.生物学的ストレッサー(ウイルス、花粉など)
ストレッサーは主に上記の5つに分けられます。避けられるストレッサーもありますが、避けづらいストレッサーも存在します。

「ストレス反応」
ストレスを受けたとき、次のような心身に起こる変化をストレス反応といいます。
★身体的反応(だるさ、疲労、食欲不振、めまい、不眠、動悸、頭痛など)
★心理的反応(集中力の低下、うつ気分、不安、イライラ、物忘れなど)
★行動的反応(過食、生活の乱れ、暴言暴力、遅刻や欠勤、作業能力低下など)

ストレスマネジメントは、大きく「セルフモニタリング」と「ストレスコーピング」の2段階に分けて行います。
『セルフモニタリング』
自分の体調や気分の変化を継続的に記録することを「セルフモニタリング」といいます。
これを行うことで自分がどういうときにストレスを感じ、そのとき心身にどんなストレス反応が起こるかを知ることができます。また自分のストレスや不調を客観的に分析することから、セルフモニタリング自体にも気持ちが楽になるなどの効果が期待できます。

『ストレスコーピング(対処法)を考える』
ストレスコーピングは、ストレッサーやストレス反応の負担を減らすための対処法です。
コーピングにはいくつかの種類があり、それぞれストレスへのアプローチの仕方が異なります。

・問題焦点型コーピング
現在直面している問題や状況に立ち向かい、直接的な解決を目指したり具体的な対策を立てるアプローチです。
・情動焦点型コーピング
問題そのものの解決ではなく、自分の気持ちや感じ方、考え方を調整するアプローチです。例えば出来事のプラスの側面に注目する、誰かに話して感情を吐き出すといったものです。

・ストレス解消(発散)型コーピング
ストレス反応そのものに対処するアプローチで、心身の疲れを取り除いたり発散するやり方をいいます。

ストレスマネジメントを学び自分で自分のストレスに対処する力を身につけることは、長く働き続けるうえでも重要です。対処法にはさまざまなものが考えられるので、日常に習慣として取り入れやすいものを試してみてください。

まずはNPO boisoonにご相談ください。
私たちは、障がいを持つ一人ひとりの社会参加を全面的に支援しています。

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自閉スペクトラム症(ASD)かもと思ったらどうする?

2023-10-27











発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
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『自閉スペクトラム症(ASD)かもと思ったらどうする?』
自閉スペクトラム症の原因は現在も特定されていませんが、先天的な要因で脳機能の発達にアンバランスさが生じ、行動面に独特の特性が現れるようです。その特性と生活環境がうまくマッチしない場合に、困りごとが生じてきます。

◎遺伝・環境的要因がある
自閉スペクトラム症を引き起こすメカニズムとして、遺伝的な要因や環境要因など、さまざまなものが複合的に関係すると考えられています。
◎先天性の脳機能障害だが気づく時期は人それぞれ
自閉スペクトラム症は先天的な脳機能の障害です。3歳ぐらいまでには症状がみられ、小学生頃からさらにはっきりと目立つようになると言われています。

~自分でできる対処法~
「決まった手順にこだわる」「臨機応変な対応が苦手」などで困っている場合は、自分のペースで進められる業務が合うかもしれません。また作業を細かくリストアップして可視化・パターン化したり優先順位をつけたりするだけでも、仕事が進めやすくなる可能性があります。作業が期日までに間に合いそうにない場合は、前もって上司に相談する習慣を心がけることをおすすめします。また自分だけで対処するのが難しいときは、周りの人に協力を依頼するのも大切です。

~自閉スペクトラム症(ASD)の治療~
☆環境調整やカウンセリング
自閉スペクトラム症のある人の困りごとに対しては環境調整やカウンセリングが基本的な対処法となります。環境調整とは、その人の特性に合わせた物理的な工夫や周囲の協力によって、家や職場で困りごとが生じにくくなるように環境を整えることです。

☆症状に合わせた薬物療法
自閉スペクトラム症の中核症状である対人関係やこだわりの問題を直接的に治療する薬物療法はありませんが、特性の一部や合併する症状に対して薬が処方されることがあります。その場合は症状に応じて抗うつ薬や抗精神病薬、睡眠導入剤や気分安定薬、抗てんかん薬などが使用されます。

自閉スペクトラム症の症状や困りごとは、本人の年齢、受けてきた治療や教育、身を置いている環境によってさまざまな現れ方をします。大人になってから困りごとや症状が顕在化して初めて自閉スペクトラム症の診断を受ける人も多くいます。一方で自閉スペクトラム症の特性があっても、周りの環境や自分の工夫、周りの協力などで支障なく過ごしている人もいます。

自分の特性を理解して周囲や専門家の協力を得ながら工夫を重ねれば、過ごしやすく能力を発揮しやすい環境を作っていけるでしょう。

自閉スペクトラム症があることを必ずしも職場に伝えなくても良いですが、合わない環境で伝えないまま無理を続けると、状況が悪化したり二次障害のリスクが高まったりします。伝え方や環境によっては誤解されるなどうまくいかなくなるケースもあるので、伝えるときは「誰に」「どう伝えるか」も慎重に検討しましょう。まずは信頼できる人に伝えて相談してみたという人もいます。

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アンガーマネジメントとは?

2023-10-20











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アンガーマネジメントとは?

学校や職場・家庭でも、人と人との関わりは深ければ深いほど簡単にはいかず、モヤモヤして苛立ちを感じたりするものです。そんな場面で感情を抑えきれずに怒鳴り散らしてしまったことは、おそらく誰にもあるのではないでしょうか。怒りの感情は生物にとって自然な反応であり、生きていく上で必要なものです。しかし、怒りを暴発させると自分も周りも傷つけることになってしまいます。特に仕事で怒りを抑えられないと、人間関係がうまくいかなかったり感情的に仕事を辞めてしまったり、顧客とのトラブルやパワハラなどの問題に発展してしまうこともあります。

本当に必要なのは怒りの感情を断つことではなく、イライラや怒りの感情を自ら整理し、コントロールするためのスキルです。近年、このようなコントロールの技術が「アンガーマネジメント」として体系化され、ビジネスシーンでも広く活用され始めています。

今すぐできるアンガーマネジメント
☆『6秒』待つ
これはみなさんよく耳にする方法ではないでしょうか。怒りの感情は衝動的に起こり、一気にピークに達しますが、案外長続きはせず、6秒を過ぎると沈静化していくと言われています。裏返せば、どんなに激しい怒りも最初の6秒さえ我慢できれば、理性でコントロールすることができるのです。6秒をなんとかやり過ごすためには深呼吸をしてみたり、その場を離れるなどの行動も有効です。まずは「深呼吸」と「離れる」から実践してみてはいかがでしょうか。

☆『~するべき』を手放す
人は、「~するべき」という自身の価値観にそぐわない言動をする相手に、怒りの感情を抱きやすくなります。「こうあるべき」「このようにするべきではない」などといった、自身の思い込みを緩めることで怒りを感じる回数を減らすことができます。
他にも、価値観の違いを諦める/『怒り』の伝え方を工夫する/怒りの感情に点数をつける などがありますが自分がどの怒りのタイプを理解し、怒りの感情が湧いたときに活用してコントロールしましょう。

アンガーマネジメントにはさまざまな方法がありますので、試しながら自分に合う方法を組み合わせていくとよいでしょう。怒りは自分自身を守るための感情表現であり、他者との関係を改善する契機にもなりえます。ただ、身に余るほどの怒りは自分自身だけでなく周囲の人々の心までを深く傷つけてしまいます。感情のコントロールに困難を感じた場合は放置せずに、何らかの改善を図ったり、専門機関に相談してみたりすることが、心の安寧への近道です。

心身症、自律神経失調症など神経系の症状、うつや統合失調症などの場合、感情のコントロールが難しいことがあります。精神面への作用から怒りが増幅されているものと考えられます。自分自身でも怒りの感情がコントロールできないと感じたり、周囲からそのような指摘があった場合は、念のため精神科や心療内科などを受診してみることをおすすめします。

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就労継続支援B型とは?

2023-10-13











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『就労継続支援B型とは?』
就労継続支援B型は、障害や年齢、体力などの理由で雇用契約を結んで働くことが困難な人が、就労の機会を得たり、就労に必要な知識や能力の向上のために就労訓練を受けたりすることができる障害福祉サービスです。
障害や年齢、体力などの理由から、企業や就労継続支援A型事業所などと雇用契約を結んで働くことが難しい人が対象です。利用に年齢制限はなく、1日数時間だけ、週に数日だけといった利用が可能な事業所もあるので、障害の状態や体調に合わせて自分ペースで働くことができます。生産活動の内容は事業所によって異なりますが、農作業や部品加工などの軽作業が多く、同じ就労継続支援でもA型と比べてより細分化された作業をおこなう場合が多いです。事業所と雇用契約を結ばないため、「賃金」ではなく、生産活動に対する「工賃」が支払われます。

『就労継続支援A型や就労移行支援との違い』
~就労継続支援A型~
現時点では一般就労が難しいものの、一定の支援があれば雇用契約を結んだ上で働くことができる人を対象にした障害福祉サービスです。障害や疾患などに理解のある職場スタッフのサポートを受けながら働くことができます。
利用対象者は、原則18歳~65歳未満の人で、就労支援を受けるなどしたが一般就労に結びつかなかった人や、一般就労で働いた経験はあるが現在は離職している人などが利用できます。雇用契約に期限がある場合などを除き、利用期間は特に決められていません。

~就労移行支援~
一般就労を目指す人に対して、働くための知識や能力を身につける職業訓練や、自分に合った業務や職場環境を探す就職活動のサポートをおこなう障害福祉サービスです。一般就労を目指すための場であるため、原則として賃金の支給はありません。就労移行支援が受けられるのは、原則として2年間で、利用対象者は、原則18歳~65歳未満の障害や難病のある人です。一般就労を希望しており、それが可能と見込まれる人が対象となります。

『就労継続支援B型の利用対象者』
◎就労経験はあるが、障害や年齢、体力の面で一般就労が困難となった人
◎就労移行支援を利用したが、一般就労や就労継続支援A型での就労が難しかった人
◎上記に該当しない人で、50歳に達している人、または障害基礎年金1級を受給している人
◎就労移行支援事業者などによっておこなわれる、利用者の特性や能力、働く意欲などを調査するアセスメントを受け、就労面の課題が把握されている人

就労継続支援B型事業所では、一人ひとりの障害や健康状態に合わせて、自分のペースで働くことができます。1日数時間だけ、週に数日だけという利用も可能ですし、利用期間の制限もありません。生産活動を通して働くうえで必要なスキルを身につけることができるほか、その対価として工賃を受け取ることができます。また、社会的な活動を通して日中の生活ペースを作ることができたり、居場所ができたりするメリットもあります。

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適応障害とは?

2023-10-06











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適応障害の症状とは?
適応障害とは、何らかの出来事や現在置かれている状況からストレスを受けたことが原因で、抑うつ感や不安、不眠などの症状が現れる精神疾患です。適応障害では、あるストレス事態を経験したときに、いらだち、抑うつや不安、集中力の低下、不眠、食欲の減退など気分や身体症状の変化や、社会生活での困難さを感じることがあります。

適応障害の診断に際しては、ストレスの原因から3ヶ月以内に著しい苦痛を伴う症状が出現していること、社会生活で重大な障害となっていること、何らかの精神疾患等の基準を満たさないことの確認が必要です。また、ストレスの原因から離れると6ヶ月以内に症状が治まるかが確認されます。
なお、6ヶ月以上継続する場合は、適応障害の慢性化が疑われます。

~適応障害になりやすい人~
適応障害は、環境とのミスマッチなどのストレスが原因で発症しますが、同じストレスに遭遇しても、適応障害になりやすい人となりにくい人がいます。この違いは、ストレスとなる原因の捉え方や、ストレスへの耐性、対処方法が人によって異なるためと考えられています。
・完璧主義で徹底的にやらないと気が済まない
・人からの評価が気になる
・人に相談したり頼ったりすることが苦手
・真面目で責任感が強い
・繊細で感受性が強い
・環境の変化に敏感
もちろんこれらの傾向があっても、ストレス耐性が高かったり、ストレス対処が上手くいったりすると適応障害にはならない場合もあります。しかし、ストレスの原因が対処できないほど大きい場合は、上記に関わらず発症する可能性があるので、適応障害はどんな人であってもなりうる病気と言えるでしょう。

☆適応障害の再発を防止するためのポイント☆
適応障害の再発防止のために何より大切なことは、ストレスをため込みすぎないことです。休職している場合などは、早く職場復帰しなければといった焦る気持ちもあるかもしれません。再発しないためにも、ゆとりをもって、無理をしないようにすることを意識しましょう。
ストレスの原因が仕事の場合には、早く切り上げるようにすることや、休職する前と同じペースで仕事をしようと焦らないことなどが挙げられます。ストレスを感じた場合は、知人や同僚、医師やカウンセラーなど、相談できる相手に話を聞いてもらうことも効果的です。

適応障害は、環境や出来事などから受けるストレスがきっかけとなり精神面・身体面に症状が表れます。放置すると、より深刻な疾患へと発展することもありますが、適切な対応をすれば回復が見込めます。つらい症状があるときは、医療機関に相談してみてください。ストレスの原因から離れられるような調整や心身の回復のためにも、周囲の人にも相談しましょう。

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