本文へ移動

ブログ

施設のできごとや行事、イベントなどの様子を更新していきます。

プリセットバナー

ブログ

HSPとは?

2023-09-29











発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
NPO boisoonでは、障がいを持つ方々が自らの能力を最大限に活かし自立した質の高い生活を送ることができるように支援しております。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは?
日本では「繊細さん」と呼ばれることもあります。書籍などで目にしたことがある方も多いかと思います。HSPのほかに「HSC」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。HSCとは「非常に繊細な子ども」という意味になります。HSPとHSCは大人と子どもというほかに違いはありません。

私たちは、良い環境と悪い環境からの影響の受けやすさ(感受性)が一人ひとり違います。心理学の研究では、この違いを表す性格・気質的特性のことを「感覚処理感受性」あるいは「環境感受性」と呼びます。HSPとは、この感受性がとくに高い人たちを表しています。
HSPは感受性が高いために、大きな音や強い匂いなどの刺激によって、ほかの人よりも不快な気分が高まりやすかったり、他人の感情に強く反応しやすかったり、子どもであれば家庭や学校環境などから「良くも悪くも」影響を受けやすかったりするとされています。

HSPの特徴は?
HSPは「良くも悪くも」影響を受けやすいという特徴があります。そのため、悪い環境のもとでは「不安やうつっぽくなりやすい」という傾向がありますが、良い環境のもとではむしろ「生きやすくなりやすい」といった側面などもあります。HSPを自覚される人は、こうした「良くも悪くも」影響を受けやすいという自分の特徴を知って、自身を取り巻く環境とうまく付き合っていくことが大事になります。

HSPの原因は?
HSPは、生まれつき感受性が高いのでしょうか?実は必ずしもそうではありません。私たちの感受性は、感受性にかかわる遺伝子と幼少期の環境を通じて形作られると考えられています。つまり、感受性それ自体も発達するということです。また、幼少期(おおよそ7歳ころ)にストレスが多い環境であるか(悪い環境であるほど)、あるいは周囲の人から多くのサポートが得られる環境であると(良い環境であるほど)、感受性が高くなるとされています。

私たちには、感受性が低い人から高い人までグラデーションがあります。HSPとは、感受性がとても高いために、良い環境と悪い環境の両方から「良くも悪くも」影響を受けやすい人を表します。このような特徴があるため、感受性が高い人は、自分と合わないストレスフルな環境に置かれた場合、ほかの人よりも「生きづらく」なる傾向があります。その一方で、感受性が高いために、良い環境からも良い影響を受け取りやすい人たちでもあります。そのため、日常生活や職場でうまく環境を整えることが、とくに感受性の高い人たちの「生きやすさ」のカギになってきます。

感覚に由来する困りごとは、決して本人の「甘え」や「努力不足」によって、生じているわけではありません。なかなか理解を得にくいかもしれませんが、職場で一時的にリラックスできる避難場所を探してみたり、信頼できる同僚に相談することやストレッチをして身体をほぐしたりして自分に合った対処法を見つけるのもいいかもしれません。

一人で考え込まず、まずはNPO boisoonにご相談ください。
私たちは、社会参加を全面的に支援しています。

▶お問い合わせはこちら
http://boisoon.jp/publics/index/5/


発達性協調運動障害(DCD)とは?

2023-09-22











発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
NPO boisoonでは、障がいを持つ方々が自らの能力を最大限に活かし自立した質の高い生活を送ることができるように支援しております。

皆さんは発達性協調運動障害(DCD)をご存知ですか?

筋力や神経、視覚・聴覚などに異常がないにもかかわらず、年齢相応の協調運動・「手と手」「手と目」「足と手」「足と目」などの二つの機能を同時に使用し行う運動(動作)の獲得に困難がある状態のことを言います。
例)縄跳び、自動車の運転、バスケットボールのドリブルなど。
また、これらの全身運動(粗大運動)だけでなく、ボタンをかけることができない、靴の紐を結べない、お箸をうまく使えないなどの手先の操作(微細運動)にも困難を示す場合があります。

これまでは練習不足や運動不足、あるいは怠けているや過保護?などと思われていましたが、最近になって発達障害ひとつである「発達性強調運動障害(DCD=Developmenntal Coordination Disorder)]として知られるようになりました。
しかし、認知度は低くあまり知られておらず不器用で片付けられ、受診に至らない事から大人になっても極端な不器用さから自尊心を傷つけてしまう事が心配されています。また、生涯に渡り様々な困難さや大変さをお子さまが持ち続けることとなります。

■チェックリスト
・枠からはみ出して文字を書いてしまう
・線に沿ってハサミで紙を切ることができない
・定規やコンパスをうまく使えない
・漢字の形の違いは見分けられるが、うまく書き移すことができない
・紙を綺麗に折ることができない(角と角があわせられない)
・線をうまく繋げない

これらの項目に当てはまる場合、ただの不器用ではなく、発達性協調運動障害(DCD)の可能性があります。
たとえ、自分のお子さまに上記のような特性が頻繁に見られたとしても必要以上に心配する必要はありません、近年、DCDの特性を持った子供の割合が増えている傾向にある事を知っておきましょう。

お母さんの心のゆとりが第一です。
一般のお子さまと比較してわが子を責めてしまうケースがありますが、お子さまを責めても本人やお母さん自分自身が辛い思いをするだけで、決して改善の方向には向かいません。特性を理解し、受け入れ、見守り、必要な場面に応じてサポートしていく、お子さまを信じる心のゆとりが求められます。

DCDという特性を持ったお子さまの運動能力は、一般のお子さまのように自然に伸びていくことが困難なため、私たち大人がサポートしながら、より良い生活ができるように介入して手助けし続けなければなりません。一日も早く、誰もが発達障害の一種であることを理解して、適切な支援と配慮が提供される世の中になって欲しいと思います。

一人で考え込まず、まずはNPO boisoonにご相談ください。
私たちは、障がいを持つ一人ひとりの社会参加を全面的に支援しています。

▶お問い合わせはこちら
http://boisoon.jp/publics/index/5/


就労支援の種類

2023-09-15











発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
NPO boisoonでは、障がいを持つ方々が自らの能力を最大限に活かし自立した質の高い生活を送ることができるように支援しております。

本日は「就労支援とは?」について

就労支援とは、障害者総合支援法(正式名称「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」)で定められている障害福祉サービスです。障害や疾患、貧困や年齢などの理由で働くことに困難がある人を対象に、就職し働き続ける過程を支援しています。
障害者総合支援法は、障害のある人の「日常生活」だけでなく「社会生活」も含めて支援するために定められており、「ショッピングに行きたい」「働いて収入を得たい」「自立した暮らしをしてみたい」などの希望がかなえられるように支援します。
介護に関するサービスや訓練等に関するサービスが用意されており、その中の訓練等のサービスの一つとして就労支援があります。

日本では以前、障害のある人がどの障害福祉サービスを利用するか決めるにあたって、利用者本人ではなく行政が決めるという「措置制度」が採用されていました。就労支援も、「障害や疾患のある人が、自分の進路を自分で決めて利用する」ことを前提としています。このため、障害や疾患のある人が就職をめざすときは、自分の進路の選択肢や、その実現のために利用できる支援の種類をまず知ることが最初のステップとなります。

『障害や疾患のある人が受けられる就労支援は4種類』
障害や疾患のある人を対象とした就労支援には、就労移行支援/就労継続支援A型/就労継続支援B型/就労定着支援の4つがあります。

★就労移行支援は、一般就労を目指す、障害や難病のある人が利用できるサービスです。働くために必要な知識を身につけたり、スキルトレーニングなどの支援を受けることができます。

★就労継続支援A型・就労継続支援B型は、障害や難病のある人で、一般就労は難しいが一定の支援を受けながら継続して働きたい、働く経験をしてみたい、という人が利用できる福祉的就労です。例えば、実際のお店や企業、事業所などで働いたり、製品を作るなどの就労の機会を得ることができます。

★就労継続支援A型は事業所との雇用契約に基づいて就労するため最低賃金以上の給与が支払われます。就労継続支援B型は雇用契約に基づく就労が困難な人を対象としており、生産活動を通して「工賃」が支払われます。

★就労定着支援は、就労移行支援などを経て一般就労へ移行した人が長く働き続けられるように、主に生活面での課題を一定期間サポートする障害福祉サービスです。2018年から開始した比較的新しいサービスですが、実際には就労移行支援事業所が就労定着支援事業もおこない、より長期的にサポートするケースが多いです。

障害や疾患のある人の就労支援では、就職にむけての準備から、就職後に仕事にスムーズに慣れるための支援まで、就職に関するすべての段階をサポートする体制が用意されています。

就職したいものの何から始めれば良いのか分からないときや、自分で就職活動を始めたものの不安を感じたときなどには、一人で考え込まず、まずはNPO boisoonにご相談ください。

私たちは、障がいを持つ一人ひとりの社会参加を全面的に支援しています。

▶お問い合わせはこちら
http://boisoon.jp/publics/index/5/

悪気はないのに。。。

2023-09-06











発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
NPO boisoonでは、障がいを持つ方々が自らの能力を最大限に活かし自立した質の高い生活を送ることができるように支援しております。
まだまだ暑い日が続いてますが、台風が多い季節になりましたね。

職場等で「悪気はないのに。。。」というトラブルが生じていませんか?

仕事をしているときに、以下のような経験がある人もいるのではないでしょうか。
・忘れ物やミスが多い
・遅刻しやすい
・じっくり取り組むのが苦手
・スケジュール管理が苦手
・書類の不備が多い
このような困りごとは誰にでも起こり得るものですが、ADHDの不注意・多動性・衝動性といった特性がある人は、特にこうしたことが起こりやすくなります。一生懸命やっているのに、周囲からやる気がないと思われてしまうこともあり、つらい思いをしている人もいるかもしれません。

ADHDの特性がある人には、仕事をする上での困りごともありますが、「好奇心旺盛」「行動力がある」といった強みもあります。自分の特性を把握した上で困りごとに対処し、強みを活かしながら仕事をしていきましょう。

ADHDの以下のような特性は、仕事をする上での強みとなります。
好奇心旺盛/行動力がある/興味のあることを追求できる/話をするのが好き/決断力がある。
例えば、飛び込み営業などの初めての相手でも臆さずにコミュニケーションがとれたり、顧客の要望にすぐに応えるなど、すばやく行動に移せたりと色々な場面で力を発揮することができる可能性があります。

「どんな職種を選ぶか」ということも大切ですが、「どんな働き方を選ぶか」というのも重要な観点です。
企業等での一般雇用や障害者雇用による「一般就労」に加えて、就労継続支援事業所での「福祉的就労」で働くという選択肢もあります。
福祉的就労とは、障害や難病などがある人が、障害福祉サービスの中で働くことです。事業所と雇用関係を結んで働く「就労継続支援A型」と、雇用関係は結ばずに生産活動を通して工賃を受け取りながら働く「就労継続支援B型」があります。

ADHDの特性がある人にとって、仕事内容や働き方が合わなかったり、職場から特性に対する理解が得られなかったりすると、大きなストレスとなります。精神面だけでなく、身体面でも影響が出ることもあります。ADHDの特性や傾向を理解し、苦手なことや強みとなることは何かを考え、自分に合った職場や働き方を考えていきましょう。

一人で考え込まず、まずはNPO boisoonにご相談ください。
私たちは、障がいを持つ一人ひとりの社会参加を全面的に支援しています。

▶お問い合わせはこちら
http://boisoon.jp/publics/index/5/

福祉的就労とは?

2023-08-25











発達障がいの人への就労支援をサポートしますboisoon(ボイソーン)です。
NPO boisoonでは、障がいを持つ方々が自らの能力を最大限に活かし自立した質の高い生活を送ることができるように支援しております。
最近は、朝晩も少しずつ過ごしやすい気候になってきましたが、毎日暑い日が続いておりますので熱中症には十分気をつけましょう。

●福祉的就労とは?
心身に障害があり、一般企業で働くことが難しい場合などに福祉サービスを受けながら働く働き方を福祉的就労といいます。福祉的就労を行う場としては総合支援法に基づく就労継続支援事業所、生活保護法に基づく授産施設等があります。福祉的就労では、一人ひとりの状況に合った、働くスキル向上のための支援を受けながら生産活動を行います。

●福祉的就労と一般就労の違いは?
一般就労をする場合は、労働基準法に基づいて勤務先企業と雇用契約書を交わします。しかし福祉的就労をする場合は、働くと同時に福祉サービスを受ける利用者という立場であるということが一番の違いです。

①「就労のための支援サービスが受けられる」
福祉的就労の特徴は就労にむけた支援を受けながら働けるということです。働く労働者でありながら、利用者でもあるということです。働けない時期が続いていたり、障害がきっかけで退職していたりする場合、働くことそのものに不安を感じたりしても、福祉的就労の場では周囲とコミュニケーションをとれるようなサポートや働くスキルなどの訓練をしたり、働く技能の向上に向けて支援を受けながら生産活動が行えます。自分の体調やペースで働ける一方で、一般企業と比べて職種が少ない場合や、利用する事業所によっては希望する業務がないこともあります。
一般就労では基本的に契約の内容にそった仕事内容をやり遂げることが求められるため、働く技能を身につけていることが前提になります。関わることのできる業務が増え、昇進や昇格などで給与が上がることもありますが、福祉的就労をするときよりも仕事への責任も大きくなります。

②「働く時間や仕事配分の調整がしやすい」
一般就労では、契約上は労働者として扱われ、契約書に記載の業務内容や勤務時間に基づいて働くことが求められます。福祉的就労の場合、障害のある人は体調が不安定であったり、一定時間働き続けることが難しい場合があるため、福祉的就労をする際は働く時間を短くしたり、作業の範囲を調整することができます。その反面、事業所の運営状況や仕事内容などにもよりますが、あらかじめ契約で決まった時間や業務内容に基づいて働く一般就労と比べて作業時間などが少ないため、賃金や工賃が低いこともあります。

●福祉的就労を考える場合の相談先
福祉的就労をしてみたいと思ったとき、自分がどの条件に当てはまるか、どこの事業所を利用できるかの判断が難しい場合は、支援サービスを提供する事業所や、自治体の福祉担当窓口、相談支援事業所へ相談ができます。また、働くこと以外で身の回りや日常生活の状況に不安がある場合でも、地域障害者職業センターや障害者就業・生活支援センターなどで生活の支援を受けながら福祉的就労ができる場合もあります。利用者の状況によって複数のサービスを組み合わせたり、専門のスタッフが臨機応変に対応してくれることもあります。

一人で考え込まず、まずはNPO boisoonにご相談ください。
私たちは、障がいを持つ一人ひとりの社会参加を全面的に支援しています。

▶お問い合わせはこちら
http://boisoon.jp/publics/index/5/

ブログ

テキストバナー

〒821-0012 
福岡県嘉麻市上山田1359番地1
電話 0948-52-2411
FAX 0948-52-2433
TOPへ戻る